Initiatives for Nature Positive ネイチャーポジティブへの取り組み
株式会社国建は、環境省が事務局を務める2030生物多様性枠組実現日本会議(J-GBF)の呼びかけに応じて、「ネイチャーポジティブ宣言」を表明しています。
※ネイチャーポジティブ(自然再興)は、生物多様性の損失を止め、自然を回復する取り組みを指します。
ネイチャーポジティブとは
「ネイチャーポジティブ(自然再興)」とは、自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させることを意味します。
2030年までに「ネイチャーポジティブ(自然再興)」を実現することが、2050年ビジョンの達成に向けた短期目標です。「2030年ネイチャーポジティブ(自然再興)」の実現に向けて、人類存続の基盤としての健全な生態系を確保し、自然の恵みを維持し回復させ、自然資本を守り活かす社会経済活動を広げるために、これまでの生物多様性保全施策に加えて気候変動対策や資源循環等の様々な分野の施策と連携し取り組みます。
出展:環境省ホームページ
ネイチャーポジティブ実現へ
ネイチャーポジティブは国際会議のCOP15やG7でも議論され、日本では2030年までに達成を目指す国家戦略が掲げられています。これには陸と海の30%以上で健全な生態系を保全する30by30目標も含まれます。世界経済への影響も大きく、雇用創出や取引拡大が期待されています。
企業活動はさまざまな生態系サービスを通して自然資本に支えられており、同時に自然資本に影響を与えています。生態系サービスの恩恵を受けられないと、これまでのあたりまえの生活を維持することが困難になります。このため、企業の生物多様性のリスクと機会を開示するフレームワークTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)が注目されています。これからはネイチャーポジティブに向けた取り組みを事業に組み込み、それを適切に開示していくことが求められます。
生物多様性は場所によってそれぞれ特徴があり、企業活動による影響もさまざまです。そのため、事業を実施する場所ごとにネイチャーポジティブへの取り組みを計画し、実践していきます。