北部連携物流調査業務

2021 港湾・空港

 沖縄本島北部地域は、農水産物の生産が盛んな地域であるが、農水産物を県外へ出荷するためには、そのほとんどを一旦那覇へ陸送し、那覇港や那覇空港を利用して県外へ出荷せざるを得ない状況のため、那覇までの輸送コストの負担が地域産業振興の大きな障壁となっていることから、北部地域の物流を効率化させ物流体系を再編することで輸送コストの低減に寄与し、農業生産者や製造業者の所得向上につなげ、労働意欲の増加による生産拡大、利益拡大に伴う設備投資など北部地域全体の産業振興を図る必要がある。

 そのために、特定地域振興重要港湾である本部港の地理的優位性(北部市町村へのアクセス時間が1時間圏内)や港湾機能(大型冷凍冷蔵倉庫、耐震バース等)を活かし、東京・大阪航路の開設時に必要な支援行い、諸問題の解決を図り航路の安定化を図ることを目的としている。

 弊社においては、本取り組み計画策定から輸送ニーズの把握などの調査から、自主運航に至るまでの社会実験の管理・運営に携わり、取り組み開始から6年を経て、令和2年度には定期航路化を実現しました。