楚洲あさひの丘(リニューアル)

2006 文化・教育施設

楚洲あさひの丘は、廃校を増改築し、デイサービス、生活支援ハウス、保育園、宿泊施設、体育館からなる複合施設にリニューアルした施設です。100年以上の伝統を持った学校が閉校し、地域福祉の向上と活性化を促す施設に再生される。要求機能を満たしつつ学校の記憶・思い出を感じさせる施設を目指すことが重要であると感じました。

旧学校は北に太平洋の大海原、南にヤンバルの稜線を望み、2階建ての校舎の南側に体育館、運動場を配しています。校舎は内装と一部建具を改修、外壁を塗り替え、体育館は外壁と屋根を塗り替えました。高齢者に配慮し校舎1階を福祉関連施設、眺望を生かすよう2階を宿泊施設に転用しています。音楽室、家庭科教室はピアノ、黒板、調理台等を残し研修室、調理室として活用する、校舎外観の特徴を残す等し、学校の面影が感じられるよう心がけました。