首里城正殿
1992 文化財
(1)基本理念
首里城公園を整備する中で、もっとも象徴的な建築物としての首里城正殿の復元を次のように位置づけている。
①文化的遺産と伝統的技術の継承のため
②沖縄県民の心のよりどころとして
③郷土史の理解と学習のため
④市民の憩いと観光のため
(2)基本方針
正殿は様々な歴史的変遷を経て、琉球建築の代表的木造建築物として存在していた。今回の復元は、1712年頃に再建された正殿が戦前まで残っていたこと、そして、その間の歴史的資料の根拠が比較的はっきりしていることなどの理由により、1712年頃再建され1925年に国宝指定された正殿の復元を原則としている。